プロジェクト・ストーリーは、お客様やビジネスパートナーとともに社会の豊かさを支え続けるベルシステム24グループのストーリーをシリーズでお届けするドキュメンタリー動画です。
Vol.7では、「人と働き方の多様性」に向け、ダブルジョブ(社内副業)/ダブルワーク(社外副業)制度を導入したダイバーシティ担当者の挑戦と、同制度を活用して活躍している社員のストーリーをお伝えします。
1. BACKGROUND 背景 2. EVERY VOICE MATTERS. 3. AMBITION 野望
成田 「人と働き方の多様性」を実現するために、フレックス制度、モバイルワーク制度、勤務地限定型制度など様々な制度を導入してきましたが、セルフキャリア開発という文脈で、社員に成長機会の提供をしていきたいという考えがあり、MMMCという手挙げで従業員に参加をしてもらうコミュニティ活動で、「2枚目の名刺を持ってみよう」というチームを作り、副業制度導入の検討を始めました。
成田 従来の当社のBPO事業の中で培ってきたスキル以外のスキルが徐々に求められるようになってきました。例えばコンサルティング力や、デジタル分野でのデータ分析やDXなどのスキルを持っている従業員が、まだ限られていたり、社内の中で発掘できていなかったりするという点が現状の課題になっています。
君島 当初、経営層は副業に対して身構えてしまったり、心配されたりしていました。副業すると、当社の仕事がおろそかになるのではないか、副業が忙しくて体調を悪くするのではないかという声がありました。そこでネガティブな印象を持っている経営層に、従業員がなぜ副業に興味があるか社員の声を伝えれば、ネガティブな気持ちを変えていけるのではないかと思い、MMMCの活動を積極的に行いました。
森山 今まで気象キャスターとして情報発信をしてきましたが、ベルシステム24に入社する前にフルリモートワークでOKという環境と、ライフワークの一つになっている講演活動や執筆活動ができる「ダブルワーク(社外副業)制度」があるという情報を知ることができ、個人で培ってきたキャリアをもとに、会社に還元できるという点でうまく両立できそうだなと、決め手になりました。
長尾 最初は、上長にキャリアコンサルティングの資格を取ったということを話したら、担当のグループや事業部内で、キャリアコンサルティング面談をやってみてはどうか、と言っていただき、翌年からチームの中で面談を実施していました。それがダブルジョブ(社内副業)制度を活用するきっかけです。
長尾 その中で、キャリアコンサルティング面談をした人たちの満足度が高かったり、逆に面談をしたことでいろいろな気づきを得られ、事業部の中で報告をしたりなど、そういう役割を担わせてもらえたので、今度はそれを全社に広げていきたいなと日々感じていて、ダブルジョブ制度の活用に繋がっていったような気がします。
森山 今まで自分のお天気講座のようなコンテンツで実施していたメニューを、会社単位でのイベントにもうまくコンテンツとして活用しています。ベルシステム24が運営する気圧予報体調管理アプリ「頭痛ーる」のPRや学びの場を子供たちに与えることができたという点は、非常にうまくダブルワークの活動が活きました。
長尾 ダブルジョブだと全社の人たちに対象が広がってくるので、時間の使い方は変わりましたね。今はここに集中するとか、明日どうしようといったことをキャリアコンサルティング面談してる間に考えたりしては絶対いけないので、自分自身が切り替えをするということをすごく意識するようになりました。そうするとそこに集中できて逆に効率が上がったような気がします。
成田 当社において、重要課題は何かといったときに「人と働き方の多様性」というのを一つのテーマに置いています。もう一つ、人的資本戦略としては、働く人と環境に対する積極投資を行うことで、プロフェッショナルな人が集う働きがいがある企業を目指そうということを掲げています。
君島 親しい従業員の方から、もうこの制度がなかったら私は仕事続けていられませんでしたとか、この制度のおかげで、今、自分はここにいますということを言っていただけるとすごく嬉しいです。やはり変革をしようとすると反対をする方は当然いますが、そういう反対意見は受け止めつつも、新しいことをどんどんやっていきたいなと、その社員の方からの声で思います。