株主、投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年より続く新型コロナウィルスの影響により、非対面化、非接触化、効率化が加速するなど、大きく社会構造が変化し、当業界においても、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、在宅コンタクトセンターの拡大といった変革が迫られています。
従来より、当業界では「消費者の声をいかに活用していくか」そしてこの「サイクルをいかに回していくか」が重要であることは、認識されてきましたが、技術的な制約等もあり、なかなか実現に至りませんでした。
しかし、昨年来の社会構造の変化の中、当社が長年培ってきたCRMビジネスの知見と伊藤忠グループの技術と融合させることで、「クライアント企業」と「消費者」の接点を最適なものとし、より価値のあるものにすることができると考えています。
当社は、コンタクトセンターアウトソーシング市場の伸びを追い風とし、すでに社会インフラとなっているこのビジネスモデルを持続的に成長させていくと同時に、伊藤忠商事やTOPPAN株式会社などの主要株主とのシナジー効果を最大限活用していきます。また高度なオペレーションスキルをもった当社の「ヒト」の能力を活かすために、音声認識、AI、RPAといった「新技術」を活用することでDX化を迅速に進め、次世代コンタクトセンターの構築を推進していきます。これにより企業価値を向上させ、株主の皆様へ安定した配当を継続していきたいと考えております。
当社グループは、株主様のみならず、クライアント企業、消費者、サプライヤー、地域社会といった我々を取り巻くすべてのステークホルダーのご期待にお応えするべく、役職員一丸となって持続的な成長を実現し、企業価値の最大化を推進してまいります。株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。