株式会社ベルシステム24(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:野田 俊介、以下:当社)は、グループ会社でベトナム国内12拠点にてコンタクトセンター事業を展開する「Bellsystem24-Hoa Sao Joint Stock Company(以下:Bellsystem24-Hoa Sao)」への追加出資を行います。
当社は2017年、日本企業のベトナム進出支援やオフショアニーズへの対応を目的に、Bellsystem24-Hoa Saoの株式49%を取得しており、来年3月に追加出資を実施の上、グループ出資比率を80%とします。同時に、凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下:凸版印刷)が20%を取得します。これにより、当社、ベルシステム24ホールディングス、凸版印刷の3社にて、すべての株式を保有することになります。
高い経済成長が見込まれるベトナムでは、コロナの影響下においてもプラスのGDP成長率を維持しており、今後もグローバル企業の進出やオフショアニーズの拡大が期待されています。また、コンタクトセンターアウトソーシング市場においても、5年後に300億円規模に成長すると見込んでいます。 現在、Bellsystem24-Hoa Saoは、ベトナムの通信会社大手をはじめとする30社以上のクライアント企業の業務を担い、ベトナム国内のホーチミン・ハノイ・ダナン等に12拠点、従業員約3,400名を擁しており、当社の出資以降、年平均20%の売上成長率を実現しています。 また、当社のコンタクトセンター運営メソッドを現地に移植し、日本国内向けにeメール・チャット対応やコンタクトセンターのスーパーバイザー支援サービスの開発などにより、当初ベトナム国内向けのみであった事業から現在は、数百名規模の日本語スキル人材を採用・育成し、オフショア業務に対応しています。 今後、ベトナム国内向けには、通信・金融・Eコマースなどを成長産業と捉え注力するほか、今後の外資系企業の参入加速を見据え、新規顧客の獲得を推進します。また、運用面では、属人化しているベトナムのコンタクトセンター運用を、標準化・高度化するため、当社のコンタクトセンター運営メソッドの横展開を更に推進します。 オフショア事業では、Bellsystem24-Hoa Saoを当社グループのASEANにおける戦略拠点と位置づけ、国内コンタクトセンターのDX支援に加え、ITヘルプデスク、事務系BPO、人事経理BPOなどに強みを持つ当社グループ企業群とのシナジーを創出することで、海外における事業基盤を拡大します。
また、当社の追加出資とともに株式の20%を取得する凸版印刷では、2016年よりベトナム大手FPT CorporationとオフショアでのIT研究開発の領域で協業を推進していますが、今回の出資により、オフショアによるBPO事業の競争力強化を進める計画です。 中長期的には、両社の強みを活かし、ベトナム国内企業のDX支援により、高度なコンタクトセンター運営を行うとともに新たな市場の創出を目指します。
今後、ベルシステム24グループは、ASEANを海外戦略の重点エリアと位置づけ、既に進出している台湾・タイでの事業拡大と共に、3年後の2025年度までに売上150億円を目指します。
企業URL:https://www.bell24.co.jp/
全国で3万人を超える従業員を擁し、1982年に国内初の本格的コールセンターサービスを開始以来、企業と生活者との接点となって、様々なサービスを展開して参りました。2020年には『中期経営計画2022』により、在宅コンタクトセンターの4,000席への拡大や、データ活用をはじめとしたDX推進、戦略提携などのアライアンス強化を重点施策として掲げています。
今後も業界のリーディングカンパニーとして、「ヒト」と「テクノロジー」の力を掛け合わせることで培ってきた運用知見をもとに、様々なソリューションの開発・提供を通じ、当社の使命である「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現して参ります。
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