株式会社ベルシステム24ホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:梶原 浩、以下:ベルシステム24)とスカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 米倉 英一、以下:スカパーJSAT)は、スカパーJSATの100%子会社で高品質なカスタマーセンター運営などを提供する株式会社スカパー・カスタマーリレーションズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長 新巻 康彦、以下:SPCC)を両社の合弁会社とすることを決定しました。これにより、労働人口減少等による今後のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)分野でのビジネス拡大に向け、生成AIを活用したハイブリッド型コンタクトセンターの早期実現を共同で推進してまいります。 この決定に伴い、ベルシステム24は、SPCCの株式51%を保有、子会社化することになります。
SPCCは、スカパーJSATが提供する有料多チャンネル放送「スカパー!」をはじめとする各種サービスのカスタマーセンター運営を通して、効率的かつ高い専門性を有するコンタクトセンター事業者として成長してきました。カスタマーサービスのグローバルな格付調査機関であるHDI調査の3部門において最高評価三つ星を獲得したほか、その他の評価機関から各種アワードを獲得する等、高品質のカスタマーサポートを実現しています。 ベルシステム24は、コンタクトセンター業界において40年以上の実績を持ち、2000年から「スカパー!」の問い合わせ窓口業務を受託してまいりました。コンタクトセンター業務での連携を通じ、コロナ下の2020年には強固なセキュリティの在宅コールセンターシステムを共同開発するなど、スカパーJSAT、SPCCとの関係を強化しております。 今回の合弁会社化により、生成AI等新たな技術の活用を強力に推進し、生成AI×ヒトによる革新的なハイブリッド型コンタクトセンター事業を早期に実現、SPCCを発展させることで、幅広い業界から選ばれる企業となることを目指します。
<ベルシステム24> 今後予想される人材不足や、個社での生成AI等での投資が難しい内製のコンタクトセンターにおいて、コスト削減と効率化を目的としたアウトソースや提携等といったニーズが拡大するものと見込んでおります。これらのニーズを、幅広く取り込んでいくことを目的のひとつとするとともに、「スカパー!」問い合わせ窓口を、生成AI等の新たな技術を活用した先進的なコンタクトセンターのモデルケースとすべく、強力に推進してまいります。
<スカパーJSAT> 今回の合弁会社化で推進するDXにより、お客様に提供するサービス品質の更なる向上を目指してまいります。同時に、「スカパー!」カスタマーセンターオペレーションのさらなる効率化を促進し、「スカパー!」放送サービスの収益性向上に寄与いたします。
SPCCの「スカパー!」カスタマーセンターでの改革実績、ベルシステム24の様々なメソッド、リソースを合わせることで、他にはないシナジーを創出し、飛躍的な生産性向上と高付加価値を必要とする幅広い企業ニーズに応えてまいります。
※株式譲渡実行につきましては、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。その後の改正を含みます。)第10条第2項に基づく届け出に係る公正取引委員会審査の結果において、排除措置命令の発令等、株式取得の実行を妨げる要因が存在しないことが前提となります。
企業URL:https://www.bell24.co.jp/ja/
1982年に国内初の本格的なコールセンターサービスを開始。以来、企業と消費者の接点となるコンタクトセンターを中心とした幅広いアウトソーシング事業を展開し、業界のスタンダードモデルを創出してきました。「ヒト」と「テクノロジー」の力を掛け合わせることで培ってきた運用知見をもとに、様々なソリューションの開発・提供を通じ、当社のパーパスである「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現してまいります。
企業URL:https://www.skyperfectjsat.space/
スカパーJSATは、宇宙事業とメディア事業を両輪とする国内唯一の「宇宙実業社」です。35年にわたり静止軌道衛星を保有・運用し、アジア最多17機の衛星を介して放送や移動体向け通信、災害用バックアップ回線の提供、衛星データを活用したスペースインテリジェンス事業やUniversal NTN (Non-Terrestrial Networks)など様々なビジネスを展開しています。メディア事業では、「スカパー!」などの放送・配信事業、光回線を経由した再送信サービスを提供する光アライアンス事業などを展開しています。また、開拓領域としてコネクテッドTVなどにも新たに進出し、ビジネスの多角化を図っております。
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