フィード・ワン株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、代表取締役社長:庄司 英洋、以下:フィード・ワン)は、NTTテクノクロス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡 敦子、以下:NTTテクノクロス)および株式会社ベルシステム24(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:梶原 浩、以下:ベルシステム24)が畜産業の課題解決に向けたサービスとして提供する、牛の起立困難*1予防声かけAIサービス「BUJIDAS*2(ブジダス)」(以下、本サービス)の販売パートナーとしての活動を開始します。本協業により、フィード・ワンは国内飼料業界初の本サービス取り扱い企業となります。飼料業界のリーディングカンパニーであるフィード・ワンの参加により、「BUJIDAS」のさらなる利用拡大を目指していきます。
フィード・ワンは同社が保有する肥育牛生産者ネットワークに対し、本サービスの取次を行い、NTTテクノクロスがソリューション開発、ベルシステム24がカスタマーサポート等をそれぞれ担当することで、本サービスの普及を加速し、肥育牛生産者の課題解決と国産牛肉の生産量拡大に寄与してまいります。
肉用牛経営を行う肥育牛生産者に向け、出荷直前での牛の死亡事故の大きな原因とされる起立困難が発生しないよう、人に代わってAIカメラが牛舎の監視を行う日本初の非接触型サービスです(特許出願済)。牛の姿勢をAIが危険と判定すると、カメラから警告音が発報、牛が姿勢を変更することで、起立困難の発生を予防*3します。NTTテクノクロスとベルシステム24が2024年4月に共同サービスとして提供開始しており、起立困難による牛の損失コストの削減をはじめ、牛舎見回りにかかる負荷軽減や見回り人員のコスト削減が可能です。
サービスURL:https://www.ntt-tx.co.jp/products/bujidas/
牛の体内で異常発生したガスが横隔膜を圧迫することで、呼吸困難・起立不能になる事故のこと
NTTテクノクロスが提供・契約元のSaaS(Software as a Service)。商標および特許は出願中
本サービスは起立困難の発生を100%防げるものではありません
2023年の国内の食料自給率は38%*4と、先進国の中で最低の水準とも言われています。様々な環境変化を要因とする食糧危機への対策が喫緊の課題となっています。そのような中、飼料業界のリーディングカンパニーとして国産畜産物・水産物の安定供給を支えるインフラ事業を担うフィード・ワンはDX化推進による畜水産業界の生産性向上を推進しており、今回、NTTテクノクロスおよびベルシステム24が提供する「BUJIDAS」の社会課題解決へのアプローチに共感し、生産者の持続的な事業継続・生産性向上に資する取り組みへの参加のため、本協業に至りました。
農林水産省「我が国と諸外国の食料自給率(カロリーベース)」より
「BUJIDAS」は2024年4月の提供開始以降、「5年後に5万頭へ提供し、売上規模で年間10億円」という目標達成を目指しています。本取り組みはその達成を加速することを目的に、フィード・ワンの販売パートナーとしての活動による販売強化を図るものです。今後も各社の知見・技術を融合することで畜産DXを推進し、幅広い畜産分野での課題解決や業務効率化に寄与する取り組みを進めてまいります。
企業URL:https://www.feed-one.co.jp/
牛、豚、鶏、養殖魚に与える配合飼料の製造・販売を主たる事業とする国内飼料業界におけるリーディングカンパニーです。飼料メーカーならではのノウハウやネットワークを活かし、生産から食卓までの一連のサプライチェーンをトータルコーディネートしています。
企業URL:https://www.ntt-tx.co.jp/
NTTの研究所の技術を軸に、世の中の先端技術やサービスを掛け合わせ、お客様と未来を共創し続けるソフトウェア開発企業です。お客様の真の課題をともに追究し、コンサルティングから設計、システム開発、運用・保守までをトータルでサポートします。
企業URL:https://www.bell24.co.jp/ja/
1982年に国内初の本格的なコールセンターサービスを開始。以来、企業と消費者の接点となるコンタクトセンターを中心とした幅広いアウトソーシング事業を展開し、業界のスタンダードモデルを創出してきました。「ヒト」と「テクノロジー」の力を掛け合わせることで培ってきた運用知見をもとに、様々なソリューションの開発・提供を通じ、当社のパーパスである「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現してまいります。
本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
PDFダウンロード Adobe Acrobat Readerのダウンロードはこちら