前職ではどのようなお仕事をされていましたか？

キャリアのスタートはベルシステム24で、新卒で入社後に約5間コンタクトセンターのオペレーションマネジメントを担当しました。5年間で「この仕事をやり切ったかな」と感じて、一度は転職して広告の営業やPRの営業などを経験しました。しかし、景気の影響もあり転職先の経営が不安定になったタイミングで結婚し退職。3年ほど専業主婦をした後に、ベルシステム24に再入社しました。

再入社のきっかけは？

電車の中で偶然新卒時代の同期に遭遇し、「今仕事をしていないなら戻らない？」と誘われたのです。その同期が当時所属していた部署は企画やマーケティングなどを担当しており、同期と同じ部署に配属される契約社員でどうか、という話でした。もともとマーケティングに興味を持っていましたし、たまたま元上司がその部署にいたことも重なって、トントン拍子に話が決まり、2007年に再入社しました。

再入社してからのキャリアの流れは？

初めはビジネスセミナーやイベントなどの企画・運営によるマーケティングを担当していました。異動して新規事業の立ち上げなども経験した後で、2010年に正社員登用となり、社内公募制度に応募して2015年から現在所属しているコンサルティング部に配属となりました。

現在の担当業務について教えてください

自社のコンタクトセンターを持つ企業や既にベルシステム24のコンタクトセンターを利用されているクライアントに向けて、業務コンサルティングやソリューションの導入提案などを行なっています。

採用難により人材の確保に課題を感じているコンタクトセンターが多いため、業務の効率化をはかり、チャットボットの導入などによりセンターの高度化を検討する企業が増加しています。ベルシステム24が培ってきたコンタクトセンター運営のノウハウを提供したり、AI（人工知能）や音声認識技術のITツールを活用したりすることで企業の課題を解決しながら、必要に応じてツールを有効活用できるようになるまで伴走するのが私たちの役割です。

企業ごとに課題も規模も違い、時には課題を明確化するところから携わることもあるので、全ての案件がオンリーワンです。常に新しい情報に触れられるし、刺激を受けながら自分自身を成長させられる面白さがありますね。自分がイチから企画した提案が顧客に採用された時や、多くのメンバーと連携しながらプロジェクトを成功に導けた時などは、この仕事をやっていて本当によかったと感じます。

マネージャーとなって、どのように意識が変わりましたか？

2023年にマネージャーからグループマネージャーに昇進しました。自分がグループを束ねてマネジメントできるのかと不安を感じましたが、「やはり子育て中の女性は昇進できないのではないか」と後輩があきらめてしまわないよう、自分が「良きロールモデル」になりたいと、思い切ってチャレンジしました。実際に子育てをしながら役職についている女性社員も多いので、そういった方々と一緒に子育て中でも仕事で成果を出す姿を見せていきたいですね。

2度の産休を取得されたそうですが働きやすさなどはいかがですか？

1人目の時はまだ契約社員で、正社員登用後に現在の部署で２人目の産休を取得しました。「契約社員だから」と産休や育休を取りにくいことはまったくなく、これまでにも多くの実績があるので、安心して休めました。上司には「家族や子どもを最優先したい」と伝えており、それを「よし」としてくれる社風なので、ありがたいと思っています。とはいえ、自分としては子育て中だから仕方ないと周りに甘え過ぎないように心がけてきました。リモートワークを活用し、時には夕方から子供との時間を過ごした後に仕事に戻ることも。コンサルタントや営業として、プロジェクトを推進する中で培われたやり抜く力が、子育てと仕事の両立においても活かせているのかもしれません。子供の体調不良などで急に休みをいただくこともありますが、周囲の協力に支えられているからこそ、日頃から自分の果たすべき責任や、やるべきことを意識しています。

※所属組織や役職は、インタビュー実施時の2023年8月時点の内容