一緒に働く人を知る

#グローバル #キャリアアップ #管理職

営業

2012年 キャリア入社

現在の担当業務について教えてください

現在は営業BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング、企業が一部の業務を外部委託すること)事業を展開する部署の事業部長として、統括しています。 これまでにもコンタクトセンターの事業を展開する中で、特定のビジネスプロセスに課題を持たれているクライアントも多く、例えば求人媒体やソリューションなどの営業支援などを行っていました。

それを新たな事業部として立ち上げた段階です。これまでの実績を活かしながら、人事・労務・決済系など比較的親和性が高い分野に向けて事業を拡大していきたいと考えています。

前職ではどのようなお仕事をされていましたか?

インド系IT企業の日本支社で、営業をしていました。日本のIT業界では大手のSIerが依頼主である企業と取引し、中小のIT企業が実際のシステム開発を担うケースが多く、私が勤務していた企業も直接依頼主とやり取りすることはほとんどありませんでした。

システム開発の依頼の背景にあるビジネス環境や事業の方向性について話を伺う機会もないまま業務を請け負うのではなく、 直接コミュニケーションを取りながら顧客の課題に貢献できるような働き方がしたいと考え、転職しました。

入社の決め手は何ですか?

ちょうどその頃にベルシステム24は外資系企業の日本展開に向けたコンタクトセンターの運営支援に注力し始めていたからです。 クライアントと直接取引をしているので直接要望などを聞きながら最適なサービスを提供できますし、英語力も活かせると考えました。

入社後のキャリアの流れは?

最初の配属先は、主にメーカーをクライアントとする営業部門でした。その後、世界的なデジタル家電メーカーの受注に成功したことがきっかけとなって、2022年まで約8年にわたって日本の大手通信キャリアの営業を担当しました。 その間にグループマネージャー、局長を経て、2023年3月から現在の部署で事業部長を務めています。

事業部長となって、何か意識が変わりましたか?

「職位や立場が人を作る」という意味もありますが、キャリアアップすることで見えてくる景色が変わったり、逆に周りの見方が変わったりします。 自分にとっては良い成長の機会ですので、チャンスがあればさらに上のキャリアを目指したいと思っています。 一方で、マネジメントする立場としては必ずしもキャリアアップが全てとは考えていません。ワークライフバランスを大切にするのも一つの考え方ですし、職位を上げることだけにとらわれることなく、 一人ひとりに光を当てて、成長機会を提供できる存在でありたいですね。

ベルシステム24の魅力は何だと思いますか?

社歴に関係なく、意欲がある社員には大きなプロジェクトを任せてくれるところだと思います。私自身のキャリアがひらけたきっかけは、外資系メーカーで大規模な案件を担当した時でしょうか。受注額が大きいこともあり、 当社の経営層に直接報告する機会が増え、次のチャンスが得られたのだと思います。

大手通信キャリア案件の開拓は当社の専務と二人三脚で1年くらいかけて取り組み、受注後も約10年にわたって営業として担当しました。 クライアントの経営に近いポジションの方々と打ち合わせを重ねていくうちに、だんだんと先方の社内の仕組みや各部署の状況などにも詳しくなっていきます。大手の企業の中は案外他部署との垣根が高く、外からの方が全体を見やすい時もあり「自社のことをよくわかってくれる営業」として評価していただけたのかもしれません。

その時に出会ったクライアント側で責任者だった方とは、その後も長いお付き合いで、今でも個人的なメンターのような存在です。仕事で課題を感じた時など、よくアドバイスをいただいています。

経営層の方々と接する中で、印象に残ったできごとはありますか?

ある時、その方から「中間管理職は間接照明であれ」と言われたことがあります。自分が目立つことを考えるよりも部下や上司に光が当たるようにすると組織運営がうまくいく、という意図なのですが、実は最近事業部長に昇格した際、当社の代表からも「事業部長たるもの利他的であれ」と同様の言葉をいただきました。

私自身は長年営業として自分が先に立って行動するようなところがあるので、心に沁みました。今は1000人程のメンバーをマネジメントする立場になりましたし、皆に光が当たるように行動していきたいと考えています。

※所属組織や役職は、インタビュー実施時の2023年8月時点の内容