株式会社ベルシステム24ホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:野田
俊介、以下:ベルシステム24HD)は、データマーケティング事業やAIソリューション開発を手掛ける株式会社シンカー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤縄
義行、以下:シンカー)の発行する株式の70%を取得し、子会社化します。
これにより、ベルシステム24グループは、「中期経営計画2025」のコンセプトである「New
BPO」の具体施策の一つとして、コンタクトセンターに蓄積される顧客の声(以下:VOC)に加えたあらゆる顧客接点のデータを利活用することで最適なCX(顧客体験)を一貫して実現する、「マーケティングBPO」を推進します。
企業のマーケティング活動において、2023年6月に施行された「改正電気通信事業法」でのCookie規制などにより、1stパーティーデータと呼ばれる企業が自社で保有する店舗やWebサイトでの購買データなどに加えて、顧客データの一つとして、電話やメール、チャットなどのコンタクトセンターに蓄積するVOCの活用が見直されています。また、生活者のニーズが多様化する中、属性データや行動データを収集・統合・分析するデータプラットフォームであるCDP(Customer
Data Platform)、マーケティング活動を可視化・自動化するMA(Marketing
Automation)などのツールを導入し、「個客」ごとに最適な顧客対応実現に向けたデータ利活用を進める企業が増加しています。一方、自社のマーケティング戦略や課題を踏まえた施策のプランニング、データ活用の設計やソリューション選定・構築、施策運用までを実現するためのリソースやスキルに課題を持つ企業も多くあります。
このような課題の解決に向け、シンカーの持つ、データマーケティングやAI関連プロダクト開発に関するノウハウ・スキルと、ベルシステム24グループが持つ、1,000社を超えるクライアント企業の顧客接点の設計・運用やコンタクトセンターでのVOCの利活用ノウハウを融合することで、設計から構築・運用までの一気通貫でのデータ利活用型マーケティングBPO体制の構築を進めます。
新たに進める共同サービスの開発・提供などにより、マーケティングBPO事業として、2027年度末までに100億円の売上創出を目指します。
これまでのマーケティング領域での豊富な知見やソリューションを持つパートナー企業との協業に加え、今回のシンカーとの連携により、ベルシステム24グループが保有する年間5億件の膨大なVOCや、CRMデータを利活用した、あらゆる顧客接点での適切なアクションかつ、成果が持続するマーケティングモデルの構築を目指します。これにより、VOCを活用した、クライアント企業の最適なCXコミュニケーションを支援してまいります。
会社名 | 株式会社シンカー |
代表者 | 代表取締役社長 藤縄 義行 |
設立 | 2017年7月6日 |
資本金 | 5,500千円 |
事業内容 | データマーケティング事業、AIソリューション事業 |
従業員数 | 20名 (2023年8月1日時点) |
所在地 | 東京都千代田区麹町三丁目5番8号 麹町センタービル7階 |
公式サイト | https://thinker-inc.jp |
企業URL:https://www.bell24.co.jp/ja/
1982年に国内初の本格的なコールセンターサービスを開始。以来、企業と消費者の接点となるコンタクトセンターを中心とした幅広いアウトソーシング事業を展開し、業界のスタンダードモデルを創出してきました。「ヒト」と「テクノロジー」の力を掛け合わせることで培ってきた運用知見をもとに、様々なソリューションの開発・提供を通じ、当社のパーパスである「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を実現してまいります。