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役員メッセージ

事業戦略と融合したCSR推進室の活動を通じて共通価値の拡大を目指します

事業戦略と融合したCSR推進室の活動を通じて共通価値の拡大を目指します

CSR推進室は本年1月に、私が管轄する事業戦略部に新設された組織です。専任1名の他、人事、経営企画、総務などからの兼任6名の合計7名でスタートしました。直近では、昨年制定した「企業理念」を受けて、「我々と社会の共通する重要課題(マテリアリティ)」、人権方針、環境方針、そして社会貢献方針の決定など、当社グループの経営のベースとなるコンセプトを定義し、明文化することに取り組みました。今後は、これらを従業員はじめステークホルダーの方々にも伝え、具体的な活動と報告を行っていくことが重要な取り組みの1つとなります。「株主通信」では特に、重要課題(マテリアリティ)についてご紹介しております。それ以外の人権、環境、社会貢献の各方針については当ホームページをご参照頂ければと思います。
現在は「CSR推進室」という名称ですが、当社グループが目指しているのは、CSRの先の段階とされる「CSV」(Creating Shared Value=共通価値の創造)の実現です。経済的価値と社会的価値を同時に拡大しようというアプローチのことで、企業としての利益を追求しつつも、それが社会課題の解決にもつながるような事業活動を展開するというイメージです。総務部門や広報部門ではなく、グループ全体の事業戦略を担っている事業戦略部にCSR 推進室を配置したのは、こうした将来のあるべき姿を見据えたためです。

例えば我々の具体的な活動の一つとして、障がい者の方々の雇用の多様化があります。ラ・バルカグループさんが運営元である久遠チョコレートさんやミカフェートさんとの取り組みは、雇用を通じたこれからのCSVのあり方を示唆する、かなり先進的な事例であると考えています。
ラ・バルカグループさんは、障がい者の方々に働く機会を提供するためだけにチョコレート事業を行っているのではなく、そもそもとても美味しいチョコレートを売ることで純粋に利益を上げようとされており、それによって障がい者の方々の生活を豊かにしようと強く考えています。ミカフェートさんとは、ビジネスとして利益が出る取り組みにしていくことで、障がい者の方がより意義を感じられるようにしよう、と話しております。日本のCSV の先駆者である方々との共同プロジェクトを通じて、今後も社会貢献活動を行っていくつもりです。

当社グループにとっては、「人材」が最大の経営資源です。CSR活動においても、「人的資本の数的・質的向上を図る」という戦略が基本にあることは他の事業活動と同じです。これを徹底することでサービスの質を上げ、それを顧客に提供し、収益の向上につなげ、社会に還元するというサイクルを確立することが、事業戦略と一体となったCSR活動の基本であると考えています。
活動の計画や成果を、わかり易く示していくことも大切だと考えています。事業戦略の一環として取り組むわけですから、社内だけではなく、投資家や取引先の皆様にも納得していただかなくてはなりません。すべての活動を数値化できるわけではありませんが、具体的な目標を掲げていくことが重要であると考えております。
来期に向けて策定に取り組んでいる次期中期経営計画の中でも、CSRは大きなウエイトを占めることになると考えています。成長戦略の重要な基盤であるという位置づけをふまえ、社会に貢献するだけでなく、その実践を通じて当社グループがより健全に、より「総合的に強くなった」と評価していただけるような活動を目指してまいります。

株式会社ベルシステム24ホールディングス
執行役員CTO・CIO 景山 紳介